吉本興業のNSC「大ライブ 2025」TOKYO決勝が14日、東京・浅草公会堂で行われ、コントを披露したコンビ・シネマ特区が総エントリー数272組の頂点に立った。

 同ライブは吉本興業が運営する「NSC(吉本総合芸能学院)」をこの春卒業したばかりのルーキー芸人たちのお披露目ライブ。

M―1グランプリで2連覇を達成した令和ロマンも2017年に優勝しており、同ライブでの優勝は実力者の証しだ。

 優勝したシネマ特区は嶋田奨太と和深(わぶか)の結成4か月のコンビ。嶋田は大阪NSCやワタナベエンターテインメントの養成所も経験し、3度目で再度NSCの東京校に入学した苦労人。和深はサラリーマンで営業職をやっているという。嶋田は「まさかこんなとこに立っているなんて」、和深も「まさか優勝するとは。大まくりだなと」と歓喜した。

 優勝得点として、ルミネtheよしもとの出演権やBSよしもと特番、吉本制作番組への出演権を得た。

 あこがれの先輩は和深は「シソンヌさん。いつか単独ライブでご飯を食べられるようになれたら」、嶋田は「見取り図の盛山さん。高い声でつっこみができれば」とそれぞれあげた。

 将来の目標については、和深は「出られる賞レースは全部出たい」、嶋田も「賞レースがんばりたい。相方がこんなにおもしろいネタを書いてくれるのだからいけるところまでいきたい。

体当たり系のしんどい仕事を全部したい」と意気込んだ。

 NSCで講師を務めているNON STYLEの石田明は「なんか嶋田は全部うそくさい。スタンスが(相方の)井上(裕介)と似てるんだよ」とつっこみを入れた。

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