◆明治安田J1リーグ ▽第14節 川崎2―1横浜FC(14日・U等々力)
川崎は前半4分にセットプレーから先制を許したが、同33分にMF山本悠樹のFKで同点とすると、後半39分にオウンゴールで勝ち越しに成功。リーグ7戦ぶり白星で9位に浮上した。
長谷部茂利監督は「平日ナイターにもかかわらず、2万人を超えるサポーターの方にスタジアムに来ていただき、本当にありがたい。選手たちが力をもらって、いつも100%でやっているつもりだが、今日のところは本当に100%出せた。立ち上がり、いらない失点だったと思うが、前節(鹿島戦)少し違うが、先に得点を取ったチームが少し守りに入ってしまうわけではないが、自陣にブロックを組むというのはよくありがち。そんな前半だった。(山本の)素晴らしいFKと、最後追加点を取ったのは終盤だったが、前半何度か、後半も何度か得点チャンスを作っていたので、非常に良かったと思う。前節も、今シーズンは、ポストに当たる回数が多いなという印象を受けている。どうにかならないかなというそういう思い。今日は勝てて良かった」と振り返った。
この日は後半15分に桜川が放ったシュートを、後半43分にはユーリララの、いずれもヘディングシュートをGK山口がビッグセーブでチームを救った。指揮官は「非常にいいセーブだった。素晴らしいセーブでチームを救った。それをしなくして勝ちたいが、現状ではああいうプレーもある中で勝てるのが今のチームの力だと思う。
スーパーセーブの守護神・山口は「最初の失点がもったいないなと思う。入りが緩かった。でも、その中でも、前半しっかり押し込んで1点返し、後半から逆転できたことは本当に良かった。(リーグ7戦ぶり勝利に)なかなか難しい試合が続き、勝てない状況が続いていたので、今日の勝利は大きい。この勢いを持ってこのまま連戦、ホームなので、しっかり勝っていきたい」と満足げに振り返った。前節・鹿島戦では2失点で逆転負けと悔しさを味わった。「ああいうゲームをした後の次のゲームは非常に大事。いろんな経験をした中で、こういう試合ができたのは、経験があったから。リバウンドメンタリティーで(を発揮して)、個人的にも良い結果だった」とうなずいた。