◆明治安田J1リーグ ▽第14節 横浜FM0―2柏(14日・日産スタジアム)

 柏はアウェーで横浜FMと対戦し、2―0で勝利した。4連勝となり、首位の鹿島と再び勝ち点1差となった。

 13年間白星をつかめなかった鬼門で、今季の進化を見せつけた。前半は好機を決めきれない展開が続いたが、後半11分にMF小泉佳穂がDFジエゴの左クロスからFW垣田裕暉がつないだ球を沈めて、均衡を破った。小泉は今季3点目でJ1のキャリアハイに早くも並んだ。小泉は「前半から相手を振り回してゴールに迫るのは出来ていた。あとはラストの質だけだと思っていた。チームがあそこまで運んでくれたので、決められて良かった」と頬を緩めた。

 チームは後半アディショナルタイムにFW木下康介が追加点を決めて、試合を決定づけた。日産スタジアムでの勝利は2012年11月17日の第32節(2〇1)以来となった。守備でもリーグ最少失点の堅守がこの試合でも発揮され、小泉は「チームとしてやるべきコンセプトがあって、それを全員が理解して、なおかつハードワークすることで穴を空ける選手がいないから、あの守備が成立している。それが出来ているからこの順位にいることが出来ている」と胸を張った。

 第6節の広島戦(1△1)から続く無敗記録も11試合となり、クラブの歴代単独2位となった。中2日で迎える次戦の町田戦(17日・Gスタ)で引き分け以上で終えれば、クラブの歴代最長記録に並ぶ。

しかし、小泉は「(意識は)ないですね。」とキッパリ。「目の前の試合を勝つために、どれだけ全力を注げるかがこのチームの根幹にある。それがレイソルの素晴らしいところ」。リーグ最少で唯一の1敗をキープする好調ぶりにも冷静さを見せた。

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