2022年の報知映画賞新人賞を受賞した女優の嵐莉菜が、7月期の日本テレビ系連続ドラマ「ちはやふる―めぐり―」(當真あみ主演、水曜・後10時)に村田千江莉役で出演することが15日、発表された。

 原作はシリーズ累計発行部数2900万部を超える末次由紀氏の同名人気漫画。

2016、18年に公開された映画3部作「ちはやふる―上の句・下の句・結び―」(広瀬すず主演)ら10年後の世界を舞台に、廃部の危機にある梅園高校・競技かるた部の藍沢めぐる(當真)が、顧問として赴任した大江奏(上白石萌音)と出会い、成長していく姿を描く。

 嵐ふんする千江莉は、めぐると共に成長していく梅園高校・競技かるた部の2年生部員。子供の頃から野球一筋だったが、ある理由で挫折し、目標を見失っている。

 「お芝居のオーディション自体あまり経験したことがなく、心臓バクバクの中、精いっぱいお芝居をさせて頂きました。出演が決まったと聞いた時は安心感と、うれしい気持ちでいっぱいでした」と感慨深げ。「自分のビジュアル的に経験できると思っていなかった学園ドラマ。しかも、たくさんの方に愛されている憧れの『ちはやふる』。その世界観に入ることができること、そして、競技かるたと向き合う仲間として作品の一部になれることが何より光栄でした」と喜びをかみ締めた。

 同世代の役者陣との撮影には「新鮮で本当に楽しいです。くだらないことで笑い合ったり、みんなで集まってお弁当を一緒に食べたり、撮影する度に仲も深まっています。台本を読んだり、リハーサルを通して感じた気持ちや、こう動いた方が良い、こう変更した方が良いという意見を、いい意味で遠慮なく話し合うことができるので、それぞれが自分のお芝居だけでなく、仲間のお芝居に対しても真剣に向き合っていて、お互いに信頼し合っていることを体感しています」と充実感。「待機時間には、みんなで一字決まりの、む、す、め、ふ、さ、ほ、せ、と『ちは』の札、計8枚で競技かるたの試合をしています。

勝ったら素直に喜び、負けたら素直に悔しがる、これがすっごく盛り上がるんです。私たちが今、『ちはやふる』の世界に入っているのだと、やる度に再認識するので、とても特別な時間だなと思います。お互いを高め合いながら刺激し合う撮影を通して、自分の中での成長も感じられて、心から大好きな現場だなと何度も思わせてもらっています」とコメントした。

 齋藤潤(白野風希役)、山時聡真(与野草太役)、高村佳偉人(奥山春馬役)、坂元愛登(八雲力役)が、梅園高校・競技かるた部の部員役で出演する。

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