左太もも裏を痛めて別メニューとなっていたJ2北海道コンサドーレ札幌MF宮沢裕樹(35)が14日、札幌・白旗山での練習に部分合流した。4月25日の大宮戦(0●1)で負傷後、初めて仲間と汗を流し「だいぶ状態は上がってきたので。

今月のどこかの試合に絡んでいければ」と5月中の実戦復帰を目指していく。

 4月3日にも同箇所を痛めた。そこから大宮戦で今季初先発するも、張りが出たために出直しを余儀なくされた。「せっかくスタートから出られるまでになったのに…」。悔しさは味わったが「再発しやすい箇所。もう一回、つくり直そう」と完全復調へ、気持ちを切り替えて、態勢を整えてきた。

 この日復刻が発表されたJリーグチップスのカードに宮沢も名を連ねた。「兄が集めていたカードに選ばれるようになるとは」と笑顔を見せたフィールド選手最年長は「コンディションさえ整えばまだまだやれる。今は計算できる選手ではない状態だが、計算できる選手になるためにしっかりとトレーニングしていきたい」。ピッチへの強い思いを体現するべく、前だけを見て歩を進める。

(砂田 秀人)

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