J1のC大阪は15日、約1時間半の練習を公開した。FW北野颯太ももちろんフルピッチで練習に参加。

練習後、北野の海外移籍について野口裕司チーム統括部長代行が言及した。

 オーストリア1部、ザルツブルクから北野へ正式オファーが届いたことについて、野口チーム統括部長代行は「オファーが来ているのは事実です。ただ我々にとっても大切な選手ですし、彼の海外移籍という夢も分かってはいる。難しいところではありますけど、交渉中です」と話した。

 ザルツブルクから公式オファーが届いたのは5月上旬ごろ。他に交渉しているクラブも「いくつかある。名前は言えない」と話した。ザルツブルクとの交渉状況については「(個人合意なども)していないです。本当に交渉中というところ。難しいところなのですが、まだ諦めていなくて、我々としては残ってほしい。負傷者も多いですし、北野選手クラスは代えがきかない」とチームとして選手の夢を後押しするスタンスは持ちつつ、エージェントを通じて本人に慰留を求める姿勢は伝えている。

 前述のコメント通り、現在のC大阪は主将のMF田中駿汰ら負傷者が多く、試合によってはベンチメンバー19人で戦う試合もある。

手放しに放出できるチーム状況ではなく「向こうはもちろん早く来て欲しいところはあると思う。せめぎ合いです」とした。

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