元テレビ朝日のアナウンサーで、インターネット総合旅行会社・令和トラベルの執行役員を務める大木優紀さんが15日、都内で行われた「広報AI」記者発表会に出席した。アナウンサーからスタートアップ企業への転職が話題になってから約3年。

大木さんは「2回目の人生を歩いているような感覚」と声を弾ませた。

 青を基調としたさわやかなワンピース姿。お茶の間を彩っていたアナウンサー時代と変わらない明るい笑顔と聞き取りやすい声で、「この3年は人前に出ることはほぼなく、会社にいて大量のタスクをこなしていました。必死についていきました。この3年半、新しい人生を生きているような感覚で、自分の中にまだまだやりたいというエネルギーがあったんだなっていう発見ができました」と充実感を漂わせた。

 2003年にテレビ朝日に入社。「くりぃむナントカ」でブレイクし、「GET SPORTS」「スーパーJチャンネル」などを担当し、21年に退社した。翌22年から令和トラベルで働き始めた。

 現在は旅行アプリ・NEWT(ニュート)のPRに奮闘中。プレス向けのリリースを月に2本、多い時には10本出すこともあるという。先月から広報のメンバーが増えたことにも触れ、「私は長年テレビ局にいたので、このリリースだと夕方のニュースはやらないな、とか感覚値がありますが、チーム内での感覚のシェアが難しいです」と苦労をにじませた。

 広報AIは、株式会社メタリアルが広報・PR業務を支援することを目的とし、この日から予約を開始する新サービス。

プレスリリースを自動生成、評価採点をすることで、広報担当者の業務効率化やプレスリリースの品質向上を目的としている。事前に試した大木氏の評価採点は26点。「遠慮がないな、と思いました。ロジカルに採点してくれました」と語った。

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