「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア」の代表を務める俳優の別所哲也が15日、東京・新宿の都庁で小池百合子知事を表敬訪問した。

 同フェスティバルでは2016年から東京をテーマにしたショートフィルムを世界から公募する「Cinematic Tokyo部門」を設立。

 この日は同部門に44の国と地域から集まった197作品、最終ノミネート5作品の中から優秀賞である東京都知事賞が小池氏から発表された。優秀賞は「ガイジン」(イタリアのミケーレ・モッツォ監督)に決まった。

 また、都との特別製作を行ったサステナブル・リカバリープロジェクトのショートフィルム「日の出を知らない街」がこの日よりYouTubeで配信が開始。NHK連続テレビ小説「あんぱん」に出演の細田佳央太や井浦新などが出演する。

 小池氏は「舞台が東京の奥多摩で非常にゆったりとした感じが出ている。繊細な形でも描き出されていて、大変期待をいたしています。東京都としては奥多摩をPRしていただけるのはうれしいですし、いろいろな方が出演されるということで、ナチュラルな舞台でナチュラルな映画をつくっていただけてありがたい」と感激。

 別所は代表として「俳優の仕事もそうですが、代表もライフワークのようにやらせていただいている。継続していると、斎藤工くんや山田孝之くんのようにショートフィルムを作るプロジェクトも生まれはじめている。実は俳優になる前にこのショートフィルム映画祭に出ていましたという声も最近は聞くようになった。本当に感慨深い」と語った。

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