マンチェスターUが現在アストンビラにレンタル移籍をさせているイングランド代表FWマーカス・ラシュフォード(27)を今夏中に売却したがっていることが明らかになった。

BBCが掲載した記事によると、ユース出身で一時はクラブを代表するアタッカーとなっていたラシュフォードだが、アモリム新監督との折り合いが悪く、クラブ側は放出を確定させたという。

しかも移籍金は4000万ポンド(約78億8000万円)。『59』のイングランド代表キャップ数を誇り、27歳でこれから全盛期を迎えるラシュフォードの移籍金としてはかなりの低額に設定されており、マンチェスターU側の「どこでもいいから引き取って欲しい」という意向がここにもはっきりと示されている。

問題は27歳イングランド代表FWの1690万ポンド(約33億29300万円)という年俸。これは2022-23年シーズンに56試合の公式戦に出場して30ゴールを達成したことで勝ち取った年俸だが、その後は期待外れのパフォーマンスが続き、今季は2月からアストンビラにレンタル移籍。しかしラシュフォード側はこの年俸額を落とすことは考えていないという。

ラシュフォードは現在4月26日に行われたクリスタルパレスとのFA杯準決勝でハムステリング(太もも裏)を痛めて欠場中。今季の復帰は絶望という状況だが、この輝きを失いかけたアタッカーをどこが獲りに行くのか。本人はバルセロナ行きを熱望しているというが、夢の移籍は叶うのか。今後の動きに注目したい。

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