女優の常盤貴子が17日、都内でフォトエッセー「小さな幸せで満たす日々」(主婦と生活社)の発売記念会見を行った。

 自身初のフォトエッセーで、自宅や愛猫、愛用品へのこだわりなどを紹介。

年に1回、タケノコをゆでることが自身のルーチンと明かし「連続ドラマですごく忙しかった時期に、一切家のことを何もしていなくて、こんなにすさんだ生活をしてたら人間としてダメになるって気づいて、1年に1回タケノコだけはやろうって決めたんです。タケノコを湯がく人って料理できるなっていう印象があるので、そこからずっと続けている、私の習慣です」と語った。

 著書では、このほど防災士の資格を取得したことも告白している。NHK連続テレビ小説「まれ」の舞台である石川・能登の地元の人々との交流も続いているといい、能登半島地震の被災地支援に足を運びながら、防災意識が高まっていったという。この日の会見でも防災士のベストと帽子を披露し「防災士の講習から試験までのプロセスというか、講習期間中もすごく楽しくて。これから取られる方の参考になれば」と笑みをみせた。

 エッセー執筆の苦労については「お話は1年半前にあったにもかかわらず、気がついたときには『締め切りが過ぎてるんですけど…』となって。そこからはもう座ったらダメだと思って、立ちながらずっと書くみたいな日々が続いてました」と回想。発売前に重版も決定しており「本当にありがたい。プロのみなさんの力をお借りして、自宅もかっこよく、猫もかわいく撮ってくださった。私の生活の一部を見ていただけるのかな、という喜びもあります」と笑みをみせた。

 出来栄えについては「自分に甘いので100点」と自画自賛。

報道陣から「作家デビューということで…」と水を向けられると、「怖い!」と謙そんしながら逃亡。「先生と呼ばれたりすることも?」と踏み込まれると「やめて! ぶつよ!」と動揺しつつ「この短時間ですごく書かせていただいたので、正直弾みがついちゃってる部分もある。今書くことは全く苦ではなくなって、すごく自分の生活の中でもこれを書いたらどうなるんだろうっていうのを探したり、アンテナがまだ立っている状態なので今はいろいろ楽しい」と書くことの魅力に開眼した様子だった。

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