矢後が全勝対決に敗れる 「切り替えていくしかない」と唇を噛む
琴翼（右）に送り倒しで敗れた矢後（カメラ・清水　武） 画像（1枚）

◆大相撲夏場所７日目（１７日、東京・両国国技館）

　右膝の手術から復帰３場所目の西幕下５１枚目・矢後（押尾川）が東幕下５３枚目・琴翼（佐渡ヶ嶽）との全勝対決に敗れ、３勝１敗となった。

　立ち合い左を入れて右を抱えた瞬間に琴翼に左に動かれ、そのまま送り倒しで今場所の初黒星を喫した。

「立ち合いから足がついていかなかった」とため息を付いた。

　今場所の目標は「早く勝ち越すこと」と明言。３連勝と星を積み上げてきたが、ここにきて小休止。中学時代（北海道・芽室西）から痛めていた右膝に初めてメスを入れて、出直しを誓った。１つの黒星で下を向いてはいられない。「これから切り替えていきます」という言葉はまだ力強かった。

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