陸上のセイコーゴールデングランプリ(18日、東京・国立競技場)前日会見が17日、同会場で行われ、男子100メートルからは、世界陸上2大会連続ファイナリストのサニブラウン・ハキーム(東レ)、昨年のパリ五輪400メートルリレー代表の柳田大輝(東洋大)、桐生祥秀(日本生命)らが登壇。サニブラウンは「日本の皆さんの前で走る機会はなかなかないので、こういう機会を大事にする。
サニブラウンは今シーズン、4月26日のダイヤモンドリーグ第1戦(中国)でシーズンイン。10秒42だった。「今は体調が微妙で、状態も上がりきっていない。でもできるだけの準備をして臨みたい。日本選手権、世界選手権へ、走りの精度を上げていきたい」と冷静に話した。
昨年のパリ五輪では日本勢で唯一、準決勝に進んだ。9秒96(追い風0・5メートル)の自己ベスト、世界大会での日本人最速記録をマークするも決勝進出ラインにはわずか0秒03及ばず、日本勢92年ぶりとなる五輪の決勝は逃した。9月の東京世界陸上で、一層強くなった姿を見せる。