◆体操 NHK杯 第1日(17日、東京体育館)
体操の世界選手権(10月・ジャカルタ)代表最終選考会を兼ねる大会で、4月の全日本選手権の得点を持ち越し、女子個人総合が行われ、3連覇中だった宮田笙子(順大)は、合計157・529点で8位に終わり、世界選手権代表切符は逃した。それでも、世界ユニバーシティゲームズ(7月、ドイツ)代表入りを決めた。
7位からスタートし、跳馬で全体2位となる14・033点を出すなど存在感を見せたものの、床の演技前のウォーミングアップで左膝を痛めるなどして思うような演技ができず、上位との差を埋めることはできなかった。「途中でケガがあって最後まで不安な思いがあったけど、最後までやり切れたのは今までやってきたから。悔いは残るけどユニバの代表にも選ばれたのでまたしっかり練習して上がっていきたいなと思いました」と振り返った。
昨夏のパリ五輪は代表入りしながら直前で飲酒、喫煙が発覚し、代表を辞退。再出発のシーズンを迎え、全日本個人総合選手権、NHK杯に出場するなど大会をこなすことでトップへの気持ちが再び沸いてきている。「また上に上がりたい気持ちもあるので、それもまた楽しみたい。はい上がる強さというかそこをみせていきたい」と前を向いた。