◆卓球◇世界選手権個人戦 第1日(17日、カタール・ドーハ)
【ドーハ(カタール)17日=宮下京香】開幕し、ともに個人戦初出場となる18歳・松島輝空、16歳の張本美和(木下グループ)組が、M・クティ、A・オジョム組(ナイジェリア)に3―0(11―3、11―3、11―4)のわずか13分51秒で快勝し、好スタートを切った。
試合後の取材でも息の合ったコンビを見せた。
14歳のクティと25歳のオジョムのペアに対し、張本美のサーブ、松島のレシーブなど早い攻撃で仕留め、力の差を見せつけた形だった。松島は「どの相手がきても自分たちのプレーをしようと思っていたので、入りを意識した」。張本美も「世界選手権なので、出る選手は全員強いと思ってプレーしているし、どう1点を取るかとしっかり考えてできたので、メンタル的にも向かっていく気持ちで行き、プレーでも強気で行けたかな」と胸を張った。
最初の種目の混合ダブルスで好発進を切り、張本美は18日に女子シングルス、木原美悠と組む女子ダブルスが控える。松島も張本美の兄・智和(トヨタ自動車)と組む男子ダブルスに臨む。張本美は「緊張していたので、松島選手がこの試合で得点をして下さって自分は何もしていない時もあったけど、緊張は少し和らぎました。明日からのダブルス、シングルスにもいい状態で持ってこれると感じているので、今日は良かったかなと思います」と波に乗っていく。松島も「2種目ともにメダルを目指しているので、向かっていく気持ちで頑張っていきたい」と気を引き締めた。