◆第32回平安S・G3(5月24日、京都競馬場・ダート1900メートル)
前走のマーチSで重賞初制覇を果たしたブライアンセンス(牡5歳、美浦・斎藤誠厩舎、父ホッコータルマエ)が、重賞連勝のチャンスとみる。23年の秋にオープン入りを果たした後も大崩れはせず、ここ最近は結果が出ていることからも本格化してきた印象。
そして何より出来の良さも見逃せない。前走後は短期放牧を挟み、美浦・Wコースでの1週前追い切りは、ゴール前で仕掛けて6ハロン81秒0―11秒6をマーク。僚馬を4馬身追走する形から最後は半馬身遅れたものの、力強い伸び脚が光った。「今回は(追い切り本数的に)ゆったりと仕上げていますけど、それもかえっていいかも。1週前としてはいい仕上がり」と、しっかりと手応えをつかんでいる様子だ。
オープン勝ちした2走前のアルデバランSを含めて、京都コースでは計3勝と相性もいい。今の充実ぶりなら、一気の3連勝も十分に可能だろう。(坂本 達洋)