◆バレーボール▽アジアチャンピオンズリーグ・3位決定戦 サントリー 3(25―15、25―15、25―19)0 フーラード・シールジャーン・イラニアン(18日・島津アリーナ京都)
3位決定戦が行われ、サントリーがフーラード・シールジャーン・イラニアン(イラン)からストレート勝ちを収めた。今季限りで退団が決まっているセッター大宅真樹は「自分自身が最後というのを意識しすぎていて、みんながいつも通りやってくれて助かった」と、目を赤く腫らしながら今季最後の試合を振り返った。
試合は第1セット(S)から、相手に隙を与えず圧勝した。日本代表にも選ばれる大宅は、この試合も華麗なトスワークでチームに貢献。試合後にはチームメートから胴上げされ「自分は主将の時に優勝を経験して胴上げされたことはあったんですけど、全く違う感情。嬉しさも寂しさもあったり。3回宙を舞った時に、本当に満足感というか。この7シーズン本当に自分がやるべきことは全うできたと感じながら胴上げしてもらった」と、かみ締めるように話した。
試合後には「このチームが大好きすぎて。退団すると決まったのも、自分の意思ではない部分もあった。チーム方針などの面で理解できる大半ではあるが、もっとこのチームで一緒に世界一を目指したかったし、目指せるチームだった。また次のチームに行って、そういったチームを作りたい。サントリーに感謝しながら、次のチームでももっとレベルアップした自分を見せられたらいいなと思う」と、涙をこらえながら改めてチームへの思いを告白した。今後については「すぐ代表の合宿も始まると思うので。