幕下付け出しの行徳がデビュー５連勝　「目の前の一番に集中して、落ち着いてできた」…学生相撲未経験の異色の経歴
琴翼（右）を押し出しで破り全勝を守った幕下最下位格付出の行徳（カメラ・今西　淳） 画像（1枚）

◆大相撲　▽夏場所９日目（１９日、東京・両国国技館）

　昨年の国民スポーツ大会成年個人３位で幕下最下位格付け出し資格を取得した行徳（玉ノ井）が、東幕下５３枚目・琴翼（佐渡ケ嶽）を押し出して、デビューから５連勝とした。「目の前の一番に集中していた。

勝ててよかった。（相手の横の動きも）イメージしていて、落ち着いて対応できた」と語った。

　拓大出身も、相撲部には所属せず、母校の東京・足立新田高でコーチを務めながら稽古を積んで入門した異色の経歴。無傷の５連勝については「一番一番をしっかりやってきた積み重ね」と振り返り、残り２番へ向けては「もちろん残りも勝ちたいが、先のことを考えて負けてしまったら意味がないので、目の前の一番に集中したい」と意気込んだ。

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