◆大相撲 ▽夏場所第9日(19日、東京・両国国技館)

 東幕下3枚目・大辻(高田川)が東同8枚目・西ノ龍(境川)を寄り倒し、無傷の5連勝を飾った。「自分の相撲を取れたので良かった。

中に入って攻めようとしたので、相手に(まわしを)取られても慌てずにできた」と手応えを示した。

 新十両の先場所は東同14枚目で5勝10敗と負け越し、幕下に陥落した。相手に合わせようとする意識から持ち味を見失い「土俵の中に自分がいない感じがあった。地に足がついてなかった」と反省。今場所前は稽古量を積めた自負もあったという。5勝0敗で1場所での再十両へ大きく前進。残り2番へ「(先場所の)悔しさは稽古場に置いてきた。あとは自分の相撲を取るだけ。やることはやってきたので」と静かに闘志を高めた。

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