◆プロボクシング ▽51・5キロ契約8回戦 谷口将隆―コンドル稲葉(20日、後楽園ホール)
元WBO世界ミニマム級王者・谷口将隆(31)=ワタナベ=の再起戦の前日計量が19日、都内で行われ、谷口は51・4キロ、対戦相手のコンドル稲葉(30)=ピューマ都久地=はリミットの51・5キロでともに1回でパスした。5か月ぶりの再起戦となる谷口は「初めて(今後を)どうしようかと思った時期だった。
一昨年1月にWBO世界ミニマム級王座の防衛戦でメルビン・ジェルサエム(フィリピン)に2回TKO負けし王座陥落。ライトフライ級に階級を上げ再起したが、昨年12月にIBF世界ライトフライ級2位決定戦&東洋太平洋同級タイトルマッチでタノンサック・シムシー(タイ)に1―2の判定で敗れた。勝てば世界再挑戦が見えた大一番での判定負け。引退もよぎる中、「まだボクシングをしたいというのが一番に出てきた。このまま終わると後悔すると思った」と再び立ち上がった。
「ライトフライ級で2階級制覇が目標。2年ぶりの日本人、2年ぶりの後楽園での試合。しっかり勝って次につなげたい」と気を引き締めた。
戦績は谷口が19勝(13KO)5敗、稲葉は10勝(6KO)2分け。