陸上男子走り幅跳びの橋岡優輝(富士通)が19日、都内小学校で行われた「東京2025世界陸上 バトンプロジェクトキックオフイベント」に、男子短距離のサニブラウン・ハキーム(東レ)と参加した。世界陸上財団が都内全小学校に「陸上バトン」を寄贈する「バトンプロジェクト」がスタートし、2人が代表して訪問した。

 前日のセイコーゴールデングランプリ(東京・国立競技場)で橋本は7メートル92の5位。悔しさ募る結果だったが、子供たちとの交流会で元気をもらった。スペシャル授業で体作りや、バトンパスを伝授。橋岡は「子どもたちと交流して久しぶりに活力に触れた。昨日の結果を忘れて元気になった」と笑顔を見せた。

 9月に国立競技場で行われる世界陸上では、都内の子どもたち4万人がスタジアムに招待される。子どもたちに向けて橋岡は「より一層頑張らないといけない。まずは世界陸上の出場権を獲得して、会場で応援してもらえるように。夢を与えられる存在になりたい」と誓っていた。

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