◆ゴルフ▽全米オープン日本地区最終予選(19日、滋賀・タラオカントリークラブ)

 男子ゴルフの海外メジャー、全米オープン(6月12~15日、米ペンシルベニア州・オークモントCC)の日本地区最終予選が19日、滋賀・タラオカントリークラブ西コースで行われ、杉浦悠太(23)=フリー=が10アンダーで、スコット・ビンセント(ジンバブエ)との首位タイで本戦出場を決め、自身初の海外メジャー出場を勝ち取った。

 杉浦は第2ラウンドの最終18ホールで、約15ヤードのチップインバーディーを成功。

全米行きをたぐり寄せた。「うれしいですね。海外メジャー、どれでも一つ行きたかった」と会心の笑みを浮かべ、大舞台へ「失うものは全くない。自分の力を試す」と意気込んだ。

 この日は41選手が3枚の全米切符を争った。杉浦、ビンセントのほか、9アンダーの3位タイ4人で競ったプレーオフを勝ち抜いた香妻陣一朗(30)=国際スポーツ振興協会=も切符獲得。石川遼(33)=カシオ=は8アンダーの7位タイで本戦出場を逃した。

 ◆杉浦 悠太(すぎうら・ゆうた)2001年9月12日、愛知・高浜市生まれ。23歳。4歳から父の影響でゴルフを始める。小学生時代は野球も。ゴルフ強豪の福井工大福井高に進み、18年日本ジュニアなどで優勝。

20年、日大入学。23年、ダンロップフェニックスでツアー7人目のアマチュア優勝を果たし、プロ転向。24年7月の日本プロ選手権(岐阜)で国内メジャー初優勝。172センチ、74キロ。

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