◆大相撲 ▽夏場所9日目(19日、東京・両国国技館)

 東前頭9枚目・安青錦(安治川)が1敗を守った。西前頭5枚目・千代翔馬(九重)の突き放しにも頭を上げず、突っ張り返しながらジリジリと前進。

相手の引きに乗じて、一気に押し出した。入幕2場所目の21歳は9日目の勝ち越しにも「気にしない。ここから長いので」と語った。

 10日目は憧れの存在だという2敗の小結・若隆景(荒汐)戦が組まれた。「ここまで来られたことはうれしい。土俵に上がれば自分の相撲を取るだけ」と意気込んだ。

 八角理事長(元横綱・北勝海)は「圧倒している。前傾姿勢で、上位と当たるのが楽しみ。見ている方も楽しいのではないか。(自身の相撲を)確立している。自分はこうするのだと。それが強さ」と評価した。

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