◆卓球 ◇世界選手権個人戦 第3日(19日、カタール・ドーハ=ルサイル・アリーナ)
【ドーハ(カタール)19日=宮下京香】混合ダブルス2回戦で、31歳の吉村真晴(SCOグループ)、21歳の大藤(おおどう)沙月(ミキハウス)組が16歳の郭冠宏、40歳の黃怡樺(台湾)の24歳差ペアにゲームカウント3―0(11―3、11―7、11―4)のストレートで快勝し、3回戦に駒を進めた。
「10歳差ペア」のコンビネーションの精度が上がっている。
試合中に出た課題は、その場で話し合って成長につなげているという10歳差ペア。2人の愛称について、吉村がSNSから案を探しだし、大藤と吉村を掛け合わせて「大吉ペア」に決定。今年の元旦に引いたおみくじで“大吉”を引いたという吉村は「数ある番号の中で1番を引きました。ケースに持ち歩いていますし、運命的なペアなのかも」とうなずく。しかし、大藤は「自分は吉だったので、その場で結んだんですけど…ちぎれてしまって、ああ、縁がないなと」と吉村が詰めた“距離”を笑顔で押し返し、笑いを誘った。
3回戦は第8シードでパリ五輪銀メダルのリ・ジョンシク、キム・グムヨン組(北朝鮮)との対戦。吉村は「僕たちのプレーができれば、強いと思っているし、試合を重ねるごとに良くなっているのを肌で感じている。前回負けている相手に必ずリベンジするという強い気持ちを持ってコートに立ちたい」。大藤も「絶対に勝って、次のメダル決定戦まで行きたい」と闘志を燃やした。