SVリーグに所属する大阪Bは19日、大阪・枚方市内のホテルでシーズン終了報告会を実施した。同リーグ初年度でのレギュラーシーズン1位、そして18日まで行われていたACL準優勝を振り返った。

5季連続で監督を務めたロラン・ティリ氏は、今季限りで退団。6月のネーションズリーグから日本代表監督として指揮を執る。

 監督あいさつでは花束が贈られ、指揮官は壇上で温かい拍手に包まれた。大阪Bの監督として、最後の行事を終えたロラン・ティリ監督は「最初に来た時は何が起こるか分からなかったが、この5年間の旅や起こった出来事は非常に誇りに思える」とチームを率いた5シーズンを、感慨深げに振り返った。

 タフなシーズンを戦い終えたところだが、まもなく日本代表監督としての活動もスタートする。期待が懸かるのはやはり、東京五輪でフランス代表を優勝に導いた手腕。「最初は選手たちがどういう人なのかを学びたい。そこから新しいプログラムでオリンピックのために準備していきたいとは思うんですけれども、1番大事だと思うのは心。ロス五輪まで非常に難しい道のりだと思うからこそ、そこを大事にするのが重要になる」と、改めて国を背負って戦う、マインドの重要性を話した。

 また、この日ペルージャ(イタリア)で欧州CLを優勝した同代表の石川祐希に向けては「ヨーロッパではCLが一番トップ。本当にハイレベルな結果」と興奮気味に祝福した。

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