男女3人組バンド「Saucy Dog」が、アニメ映画「クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ」(8月8日公開)の主題歌「スパイス」を手がけたことが28日、分かった。

 1993年の劇場版第1弾「クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王」に始まり、シリーズ32作目。

今作では、野原しんのすけら「カスカベ防衛隊」がインドを舞台に乱舞する姿が描かれる。

 ボーカル&ギターの石原慎也はこれまでに歴代の映画シリーズ全作を見ていたほど、「クレヨンしんちゃん」が大好き。「オファーを受けた時はうれしくて。緊張や焦りもありましたが、自分たちの未来にもつながるような楽しくて、前向きな曲を書きたいという気持ちでした」とコメントした。

 奇遇にも、名前が同じ“しんちゃん”。楽曲制作にも自然と力が入った。石原は「小さかった頃、どんなことにワクワクして、何に希望を持っていたのか、絵コンテや台本を見させてもらった際に再確認しました。何でもなかった日常が楽しかったし、いろんなことが謎だらけで、それを解明していくワクワクさみたいなものを思い出しました」と回想。「どんなに大変なことがあっても、あのワクワクを忘れずに生きていきたいという気持ちで書き上げました」と語った。

 橋本昌和監督も「映画のテーマに寄り添うような歌詞と優しいメロディーで、映画の余韻を深くて温かいものにしてくれる」と太鼓判を押す。バンドの武器でもあるしんちゃんの「声」が、作品の魅力をより一層引き立ててくれそうだ。

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