横浜FMは30日、松永成立GKコーチ(62)が辞任することを発表した。

 現役時代に日産自動車や横浜MでプレーしてきたクラブのレジェンドOBで、2007年からGKコーチを歴任。

今回の辞任に至るまでにシーズン中から何度も申し出があり、クラブは慰留に努めてきたが、本人の意思もあり、シーズン途中での辞任となった。

 辞任を受けて、西野努スポーティングダイレクター(SD)が取材に応じ「シーズン途中になりますが、辞意の表明を受けてクラブとしては形としては受け取って、現場からは離れてもらうことになりました。一方で、これだけのマリノスに貢献してきた方ですし、クラブとチームのために貢献してもらえると思っていますので、今は毎日のように本人とも会話をして、力になってもらえるように協議をしています。個人的には毎日のように電話をしてアドバイスをもらっていますし、まだ、どのような役職とかの話は出来ませんが、チームのために継続して協力してもらうことに変わりはありません」と説明。現場でのコーチ業からは一線を引くこととなったが、何らかの形でクラブに残る見通しを示した。

 また方向性の違いや、健康状態の問題については明確に否定。「明日一緒に飲みにいきます」と話すなど、本人の意向がシーズン途中での辞任に至った経緯になったようだ。空席となったGKコーチの後任については「まだ決まっていない」とした上で、「榎本コーチには代わりをやってもらう」と、当面は榎本哲也アシスタントGKコーチが務める見通しとなった。

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