世界的人気シンガー・ソングライターのテイラー・スウィフト(35)が30日(日本時間31日)、自身の全楽曲の管理権利を取り戻したことを発表した。
スウィフトは自身の公式サイトに長文の直筆メッセージを掲載。
スウィフトは2017年に15歳当時から所属していたビッグマシン・レコードを離れ、翌年ユニバーサル・ミュージックグループと契約したが、この古巣をジャスティン・ビーバーやアリアナ・グランデなど大物歌手をプロデュースしてきたスクーター・ブラウン氏が3億ドル(約433億円)で買収し、さらに他社に転売したことが騒動の始まりだった。
この買収によって、過去のアルバムの原盤権を奪われたスウィフトは「最悪のシナリオになった」と述べていた。スウィフトは当時、マスター音源を買い戻そうとしたと主張しているが難航。結局、スウィフトは、これら最初の6枚のアルバムを再録音してリリースしている。
「人生を捧げてきたにもかかわらず、今まで所有することができなかったこの芸術作品と再びつなげてくれたことに、感謝してもしきれません」とスウィフトはメッセージでファンに感謝。「これまで私のものだった最高のものが…ついに私のものになったのです」と締めくくった。