元「モーニング娘。」センターで歌手の鞘師里保が31日、東京・品川インターシティーホールでバースデーファンミーティングを行い、自主レーベル「Savo―r」(セイバー)から「avex trax」に移籍し、メジャーデビューすることを発表した。6月18日にデビューシングル「Super Red」、7月23日にEP「Too much!」を発売する。
予告していた重大発表が報告されると、駆けつけた500人のファンからは歓喜の声援と拍手がわき起こった。メジャーデビューに鞘師は「芸歴15年ですが、私は何回デビューしているんだろう」と苦笑しながら、「前に進めるきっかけになる。とにかく幸せ。エイベックスといえば、ダンスミュージックにたけたレーベル。幼い時から聴いていた音楽で、自分の方向性と合っていた。三浦大知さん、倖田來未さんなど、あこがれの先輩がたくさんいらっしゃる」と目を輝かせた。
メジャーデビュー曲「Super Red」に関しては「ソロで活動するときは、グループとは違う側面を見てほしいという思いがあった。でも今では、過去の経験があるから今の私があると思えるようになってきた。あの経験は宝物。(アイドル時代のイメージカラー)の『赤』を今の自分なら超えられると思い、この曲名にした」とタイトルに込めた思いを語った。
鞘師は2011年に12歳で「モーニング娘。」のメンバーとしてデビューし、15年に卒業。米・ニューヨークへのダンス留学を経て、20年に芸能活動を再開。
現在は歌手活動以外にも、女優としても活動している。鞘師は「歌って踊ってが活動の軸」と明かし、「いけるなら、世界も目指したい。中国でライブをしたことがあったが、ファンの熱量や盛り上がりが新鮮だった。もっと海外の経験を増やしたい」と熱く語った。
1部のライブパートでは「DOOM PA」など7曲を披露。2部では初めて「DJ Riho Riho」としてDJにも挑戦した。鞘師は「バースデーファンミーティングは実験的なことを毎回しているので、今回はDJに挑戦しました。練習しました! ここまで準備して何とかできました」と成果を発揮し、会場を盛り上げた。