◆サッカー・静岡県高校総体準々決勝 藤枝東2―1藤枝明誠 (31日、IAIスタジアム日本平)

 準々決勝が行われ、4強が決まった。藤枝東は2―1で藤枝明誠との「ダービーマッチ」を制した。

1日の準決勝は中断の影響で開始時間が変更。静学・開誠館戦は午後0時半、磐田東・藤枝東戦は同3時から行われる。

 藤枝東は前半26分にCKからMF野口佳音(3年)が蹴り込むと、後半29分にはDF井上凱晴主将(3年)がセットプレーのこぼれ球を決めた。

 1月の新人戦準々決勝では0―4と惨敗していた。同じ藤枝市内のライバルに何度も負けられない。イレブンは気合が入っていた。プリンスリーグではうまくいかなかったハイプレスが奏功。前線からボールを追って激しくプレッシャーをかけ、パスミスを誘って主導権を握った。野口は「注目されるダービーで強い気持ちが出せた」と手応えを見せた。

 練習してきたセットプレーから2得点を挙げ、植松弘樹監督(42)は「前から仕掛ける意識が出た」と評価した。今大会初ゴールの主将も「勢いを持って試合に入ることができた」と目を細めた。磐田東も倒し、2年連続で決勝に進んでみせる。

(里見 祐司)

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