◆明治安田J2第18節 札幌1―1仙台(31日、Qスタ)

 北海道コンサドーレ札幌が雨中のアウェー戦で勝ち点1を手にした。3位の仙台との一戦は前半13分から雷の接近で約80分間中断。

再開後、前半45分に先制点を献上したが、試合終了直前にFWバカヨコ(29)が同点ゴールを挙げ、1―1で引き分けた。順位は変動なく暫定12位。

 0―1で迎えた後半43分、MF田中克のクロスボールにゴール左前でMF宮沢が競り勝つと、後半開始から出場したバカヨコがすかさずヘッドでゴール中央に押し込んだ。劇的な結末にも、バカヨコは「勝ち点3を取りに来たつもりなので」と悔しさを隠さなかった。

 中断中はこの試合の開始からの映像を見返し、意思疎通。その間もゴール裏に集った1000人を超えるサポーターのコールが響き、選手たちの闘志は雷にも萎えることはなかった。

 前半戦最後の今治戦(15日)まで約2週間、期間が空く。試合後、岩政大樹監督(43)は「そこで勝負をかけよう」と選手たちにハッパをかけた。既にJ1名古屋DF宮大樹(29)の期限付き移籍での獲得が内定。上位進出に向けて時間を無駄にせず、立て直しを進める。

編集部おすすめ