◆明治安田J1リーグ▽第19節 G大阪0―1鹿島(31日・パナスタ)
鹿島は前半戦最後の一戦を勝利で飾り、2017年シーズン以来、8季ぶりとなる首位ターンを決めた。レオセアラの今季11得点目が決勝点。
採点と寸評は以下の通り。
鬼木達監督【6・0】連敗できない一戦で、今季一の攻撃的布陣を送り込む。終盤はカオスだったが執念の勝ち点3
GK早川友基【6・5】前半戦、ついに一度も「それは止められたのでは…」と感じる失点がなかった。スーパーセーブに目がいきがちだが、GKの神髄はそちら。守護神
DF小池龍太【6・0】前半は攻撃面で貢献度が高かった。押し込まれた後半もしぶとさを発揮
DF植田直通【7・0】鬼気迫るパフォーマンス。相手の枠外シュート連発は「枠外に蹴らせた」側面も多分にあり。威圧という意味ではなく、物理的に立ち塞がったという意味で
DFキムテヒョン【7・0】ほぼノーステップの体勢からの芸術的フワリでアシスト。全員の献身とCBの守備力で勝った試合。MOM
DF安西幸輝【6・0】後半15分に無念の負傷交代。軽傷であることを祈るばかり
MF柴崎岳【5・5】前半のプレーは、舩橋との同時起用の意図に応えるものだった。ただ、想定を超えるものを求めたいし、相手をもっと嫌がらせたい
MF舩橋佑【5・5】ミス後のリカバリーは早かったが、攻めの姿勢は持ちつつも、チームが前傾姿勢になったタイミングでのミスは極力減らしたいところ
MF荒木遼太郎【6・0】相手にとって厄介なエリアで受け手となるも、出し手としてはピリッとせず。
FWチャヴリッチ【5・5】かみ合わない場面が多く、フィニッシャーになれず。昨季苦しんだ日本の夏を迎えるにあたり「今から待ちきれないよ」と笑み。今季は自信ありか、それともセルビアンジョークか。正解は1か月後
FW鈴木優磨【6・0】体力ゲージが底を突きながらも、最後まで戦ってフル出場。少し負担が大きくなってきてしまっている。うまく分散させたいが…
FWレオセアラ【6・5】筋肉と体幹、技術のハーモニー「戦術レオセアラ」再び。早川に続き、今度はキムテヒョンにアシストがつく。決勝点
DF津久井佳祐【5・0】後半15分IN。つくづく、DFは最初のワンプレー目が大事だなと。初手で裏返され、長い長い30分強を過ごす
FW田川亨介【5・0】後半15分IN。終盤に無人のゴール前にクロスをあげたとて、である。猛省材料
MF樋口雄太【5・5】後半15分IN。
MF三竿健斗【5・5】後半15分IN。局面では強さを示したが、全体の交通整理を中盤から発したかったところ
MF松村優太【―】後半37分IN。出場時間短く採点なし
御厨貴文主審【4・5】100人中99人がCKと言うであろう判定をゴールキックにしてしまった時点で詰み。得した側の鹿島サイドも含め、スタジアム全体から信用を失った
※平均は5・5~6・0点。MOMはマン・オブ・ザ・マッチ(採点・岡島 智哉)