宝塚歌劇団を8月10日付で退団する星組トップスター・礼真琴(れい・まこと)が1日、兵庫・宝塚大劇場での星組公演千秋楽で、サヨナラショーを行った。
2009年入団の95期生。
星組一筋17年目での集大成となった礼は、サヨナラショーで「王家に捧ぐ歌」(22年)より「世界に求む―王家に捧げる歌―」で星組生のコーラスの中、銀橋で熱唱した。また「BIG FISH」(24年)より「終わり方 How It Ends」をソロで披露。客席のペンライトが揺れた。さらに「RRR×TAKA”R”AZUKA ~√Bheem~」(24年)より「エッタラジェンダ Etthara Jenda」で歌い踊り、客席おりもするなど約30分間のサヨナラショーで宝塚人生を振り返った。
退団セレモニーでは、宝塚歌劇団の正装である黒の紋付きに緑のはかま姿で、最後の大階段をおりた礼。同期からは同組の、ひろ香祐から花束が送られ思わず笑みがこぼれた。礼はコロナ禍で苦しんだ日々を振り返り「自分の最後の日には、仲間たちの最高の笑顔、そしてお客様の最高に幸せな顔が見たい。
東京宝塚劇場は28日~8月10日に上演される。