◆明治安田J1リーグ ▽第19節 浦和2―1横浜FC(1日・埼玉スタジアム)

 横浜FCはアウェーで浦和と対戦し、1―2で敗れた。

 序盤は浦和の攻撃に押され、防戦一方となった。

相手に攻め込まれる時間が長く、何とかしのぐ時間が続く。攻撃では前線でFWルキアンが相手DFにはね返される場面が多く、特長であるサイドの攻撃にも転ずることができず苦しい展開になった。前半33分にはDF新保海鈴の左クロスにルキアンが頭で合わせる良い連携を見せるも枠外だった。

 しかし、浦和の攻撃を抑え続けていると、徐々に流れを取り戻していく。すると前半43分、左サイドでボールをもらったルキアンがドリブルでシュートのタイミングを伺うと、エリア手前付近から右足を振り抜く。球はそのままゴール右に吸い込まれて、待望の先制点を獲得した。

 ハーフタイムを経て迎えた後半、クラブW杯を控える浦和に同点弾を許す。後半9分にDF石原広教の右クロスにMFサミュエル・グスタフソンが合わせると、ボールはGK市川暉記の体に向かう。その球を市川がうまく処理することができず、ネットの中へ同点弾が転がっていった。

 浦和の勢いはそこで止まらなかった。後半38分、FWチアゴ・サンタナが放ったシュートはポストに当たると、グスタフソンに追加点を押し込まれた。反撃の芽は生まれず、逆転負けを喫した。

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