◆明治安田 J1リーグ▽第19節 浦和2―1横浜C(1日・埼玉)

 浦和はMFグスタフソンの2ゴールで横浜FCに逆転勝利し、4試合ぶりの白星をつかんだ。横浜FCに先制を許す展開となったが、後半8分、右サイドからDF石原のラストパスをMFグスタフソンがスライディングシュートで決めて同点に。

さらに後半38分、途中出場したFWチアゴサンタナのシュートがポストに当たったこぼれ球を、再びグスタフソンが押し込んで逆転に成功した。

 この日はグスタフソンの勝ち越しゴール直後に投入されたMF原口元気は「どうにか勝って終われてよかった」と少しだけ表情を緩めた。チームはこの試合を最後に、米国で行われるクラブW杯へ。J1リーグから約1か月半離れ、世界最高峰の舞台での戦いに挑む。1次リーグではリバープレート(アルゼンチン)、インテル(イタリア)、モンテレイ(メキシコ)と対戦するが、原口はドイツ・ブンデスリーガ時代には現インテルのMFチャルハノールやGKゾマー、FWテュラムとの対戦経験もあり「ブンデスにいた選手が多いので、クオリティーはイメージできる部分はある」と話した。

 欧州でのプレーや日本代表を通じ、数々の強豪と対戦し、豊富な経験を持つ原口。「彼らにも隙は必ずある。そういう(隙を突く)戦いができれば、チャンスはある。代表であればきれい事に聞こえるかもしれないけど、日本人として負けたくない、という気持ちで(試合に)入っていた。クラブでも、バイエルンでもドルトムントであっても、自分たちの方が強い、というメンタリティーで入っていた。リスペクトしすぎず、自分たちがやれることを強気にやっていくことが大事」と語り、メンタル面での準備の重要性を説いた。

 また海外クラブとの経験が少ない浦和のチームメートに対しても「意外とできる、というのは伝えていかないといけない。

そんなに差はないよ、とみんなに思わせていきたい」ときっぱり。自身の経験を元に、チームが最高の状態でクラブW杯に挑む準備をサポートしていくことを明かしていた。

編集部おすすめ