今季のプレミアリーグを制し、イングランド1部リーグ通算優勝回数を「20」に伸ばしてマンチェスターUと並んだリバプールが連覇を狙い、大胆な補強を敢行中。次はハンガリー代表DFミロシュ・ケルケズ(21)の獲得に乗り出すことが明らかになった。
英スポーツ・サイト「ギブミースポーツ」が掲載した記事によると、ケルケズの移籍金は4000万ポンド(約78億8000万円)。今季は衰えが見えたスコットランド代表主将の左SBアンドリュー・ロバートソン(31)の後継者として21歳ハンガリー代表DFを指名した形になった。
「ギブミースポーツ」によると、昨季ボーンマスの左SBとしてプレミアリーグの全38試合に先発出場したケルケズはすでにリバプール移籍に合意。後はリアプールが正式オファーをボーンマスに提出するだけの状況となっているという。
今季アルネ・スロット新監督を招聘し、デビュー・シーズンで見事にプレミアリーグ優勝を果たしたことで、クラブ側は今夏に大規模な補強を実施。Rマドリードに移籍したトレント・アレクサンダー=アーノルドの後継に21歳オランダ代表DFジェレミー・フリンポンを獲得。さらには現在のヨーロッパで最も才能ある若手アタッカーと注目を集める22歳ドイツ代表MFフロリアン・ビルツの獲得に動き、今週中にはケルケズ取りを本格化させる予定だ。
さらにはセンターフォーワードの補強も敢行するという報道もあり、昨季はイタリア代表FWフェデリコ・キエーザ(27)のみの補強に終わったリバプールが、スロット2季目に備え、最終的には総額3億ポンド(約591億円)超えの大型補強を実施する構えを見せている。