【パース(オーストラリア)2日=岩原正幸】サッカー日本代表は2日、オーストラリア西部・パース市内の練習場で、26年W杯アジア最終予選・オーストラリア戦(5日、パーススタジアム)に向けた練習を開始した。この日は、1日に試合をしたばかりの湘南DF鈴木淳之介、岡山MF佐藤龍之介を除く25人が参加した。

 FC東京DF長友佑都は練習から声を出し、ハツラツとした動きを見せた。練習後に取材に応じ「W杯に向けてのサバイバルだなというところなので。チームとして、勝つことは大事だけど、しっかりと個人のアピールができないと、そこにつながっていかない。勝負の日々が続くなという感じ」と気を引き締めた。

 今回は初選出7人を含め、若手主体のメンバー構成。国際Aマッチ142試合出場を誇る38歳のベテランは「雰囲気はまだみんな緊張している。最初(自分が)代表に入った時は緊張していた。香川真司と一緒に入ったけど、緊張した思い出が残っている。そこは声をかけたり、フォローしていきたい。僕は元気ですけど。まだ(みんな)殻を破っていないんで、どんどん破らせていこうかなと思う」と自覚をにじませた。

 3日後のオーストラリア戦に向け「日の丸を背負う重みだったり、戦術的なところも含めて、本当にこの短い時間で合わせていかなきゃいけない。

ピッチ内だけでなくて、ピッチ外の食事をしている時とかもそう。コミュニケーションが非常に大事になる。(食事の)テーブルも3つくらいに分かれているので、いろんなところに回りながら、みんなとコミュニケーションを取って、代表にいることの責任や誇りだったりを伝えていきたい」とチームの融合に向け、自らの力を発揮する。

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