フジテレビ系情報番組「サン!シャイン」(月~金曜・午前8時14分)は3日、大相撲で史上最多の優勝45度を誇る元横綱・白鵬の宮城野親方が9日付で日本相撲協会を退職すると2日に同協会が発表したことを報じた。

 21年9月に現役引退した宮城野親方は、元幕内・北青鵬の暴力問題で自らの部屋が閉鎖となり、昨年4月から弟子とともに伊勢ケ浜部屋に移籍していた。

だが、1年以上過ぎても部屋が再開できず、協会退職の意向を固めていた。2日に退職届が臨時理事会に提出され、9日付で受理されることになった。

 スタジオには大相撲取材歴38年の相撲ジャーナリストの横野レイコ氏が出演。退職した理由を横野氏は「後輩横綱の下につくことが耐えられない」と解説し「これが最大の理由だと思います」と明かした。

 移籍中の伊勢ヶ浜部屋は6月9日付で伊勢ヶ浜親方の定年退職に伴い同じモンゴル出身の後輩横綱の照ノ富士親方が部屋を継承することが決まった。こうした背景から横野氏は「それまでに多くの人たちが宮城野部屋は戻るだろうと思っていたんです。それが3月の場所後の理事会で議題にも上がらなかった。もしかしたら照ノ富士の下につくっていうのを一門会で言われているわけですね。それは絶対に…2人の関係も複雑なんで…耐えられないっていうのがあったんですね」と解説していた。

編集部おすすめ