巨人の長嶋茂雄終身名誉監督=報知新聞社客員=が3日午前6時39分、肺炎のため都内の病院で死去した。89歳だった。

読売新聞社が発表した。日本球界最高のスーパースター「ミスター」の訃報を受け、芸能界からも追悼の声が寄せられた。

 ジャイアンツ球場で初めてミュージシャンとしてライブを開催したこともある、歌謡コーラスグループ「純烈」のリーダー・酒井一圭は自身のインスタグラムを更新。「長嶋茂雄さんの現役時代を私は知らない。何なんだ?現役時代の長嶋茂雄さんに魅了された方々の瞳の輝き。『同じ時代を並走する』。その素晴らしい関係に改めて気付かせてくれたのが長嶋茂雄さん」とつづる。長嶋さんの現役選手時代の写真を添えて「私にとっては、誰だろうか?ウルトラマン、仮面ライダー、スーパー戦隊…」などと名前を挙げ「誰も踏み込まない領域の存在を教えてくれました。合掌」と唯一無二の存在に感謝した。

 俳優の小沢仁志もインスタグラムで「ミスターベースボール。栄光の背番号3。子供の頃からずーっと観てました。

まだまだ野球は続いていきますが永い間本当にありがとうございました」と追悼した。

 慶大野球部で活躍した元フジテレビアナウンサーの田中大貴氏は、「東京六大学記念祝賀会」で撮影したという2ショットを添えて「いろんな話をして下さいました。当時『華がある』とは何たるかを気付かされました。有難うございました」と感謝した。

 落語家の立川志らくはX(旧ツイッター)を更新。「スターは敬称略が礼儀」としたうえで「長嶋が亡くなった」と書き出し、「ミスターの引退試合は我らが中日戦。家でテレビで見ていた。最後に観たのがメジャーのメッツとの試合。後楽園球場。外野席から。1番サードで出場していた。お会いしたのは談志とテレビで対談した時とバラエティでインタビューした時の二度。

楽しかった。ご冥福をお祈りします」と生前の交流を回顧した。

 お笑いコンビ「インパルス」堤下 敦もXで「長嶋茂雄さん。ミスター野球でした。ご冥福をお祈りします。憧れでした」と死去を悲しんだ。

 ロックバンド「氣志團」のメインボーカル・綾小路翔はXを更新し「巨星…まさに巨人の星、墜つ。俺達のミスターは永久に不滅です。ありがとう、長嶋茂雄さん」と記し、長嶋さんが引退時に残した「我が巨人軍は永久に不滅です」という名言を交えて投稿した。

 男性デュオ「バブルガム・ブラザーズ」のブラザー・コーンはインスタグラムで「『巨人・大鵬・玉子焼き』という時代に生まれ育った俺達のヒーロー『Mr.ジャイアンツ』こと長嶋茂雄監督が今日の朝、天国に召されました。小学生の時に野球チームを作っていた友達全員と言って良いほど巨人ファンで他の球団のユニフォームとか着ている奴らは仲間じゃ無いくらいの巨人人気でした」と当時の人気を思い出す。続けて「俺が野球ファンになったのも長嶋茂雄さんの影響でした。

その頃初めて親父に買ってもらったグラブがサウスポー用のグラブで親父が間違えて買って来て取り替えに行ったのも良き思い出です。長嶋茂雄様のご冥福を心よりお祈りいたします。そして今まで最高の想い出をありがとうございました。合掌」と締めた。

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