元巨人の角盈男さんが3日、テレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」(月~金曜・午前10時25分)に生出演し、この日午前6時39分、肺炎のため都内の病院で死去した巨人の長嶋茂雄終身名誉監督=報知新聞社客員=を追悼した。

 角さんは、長嶋さんが監督時代の1976年のドラフト会議で3位指名を受け巨人に入団。

78年に新人王を獲得し長嶋さんの第一次監督時代を支えた伝説のストッパー。スタジオで長嶋さんを「野球をこよなく愛している人」としのんだ。

 角さんは出演者から一番の思い出を聞かれ、その中の一つで3年目だった1980年のシーズンだったことを明かし「3位になったんです。最後の試合にストッパーで投げて監督にウィニングボールを渡したんです。渡して『角、来年、ストッパーで頼むな』って言われて『はい』って言って明くる日にどんちゃん騒ぎになったんです。監督解任って新聞にバァーって出たんです。監督は次の年に監督やるっていうのは僕が一番知っているんです」と明かし「明くる日にはどんでん返しで…どうしていいか、わけわかんなかったですね」と回想した。

 

 さらに1979年オフの伊東キャンプでサイドスローに転向したが「それを最後に判子押してくれたのは監督ですから。俺が全責任取るって」と秘話を明かしていた。

 その上で「スターを証明するのに思うのは、亡くなられて思った…今年、昭和100年じゃないですか?そういう節目であるし…本当に亡くなってほしくないんですけど、89歳じゃないですか?ヤキュウですもん。だから、そういうのは監督らしい…運命の人かなという気がします」としのんだ。

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