長嶋茂雄さんの死去を受け3日、落語家の桂米助(タレント名・ヨネスケ)がスポーツ報知の取材に応じ、追悼した。

 長嶋さんと交流があった米助は「最高にショックですよ」と気持ちを吐露。

「一番死んでほしくなかった人。僕は小学生の頃から長嶋さんに勇気を与えられて生きてきた」と話した。

 巨人ファンになったのも長嶋さんに惚れたから。落語家となり、長嶋さんと会うことになった米助が同じ千葉県出身であることを伝えると、「そうですか~!師匠も千葉ですか!」と喜んでくれたという。「長嶋さんは郷土愛が強かった」と振り返った。

 40年ぐらい前に初めて長嶋さんに会ったという。米助が「ナイター見どころ聴きどころ」というラジオ番組をやっていた時、後楽園球場のグラウンドに入っており、長嶋さんとよく顔を合わせていたという。長嶋さんは「師匠!師匠!」と米助を呼んでおり、米助は長嶋さんを「監督」と呼び続けていた。

 あるとき、長嶋さんに「監督!私の名前わかりますか?」と聞いたら、「知ってますよ。師匠でしょ?」と返ってきたのはいい思い出だ。

 そして、「あっけらかんというか、陽気な方だった。今、こうして話していても涙がでるよ」と言葉をつまらせた。

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