プリティ長嶋「ずっと私を気にかけてくれていた」長嶋茂雄さんの優しい人柄を追悼
阪神安芸キャンプを訪問した長嶋茂雄氏と対面したプリティ長嶋（２００２年撮影） 画像（1枚）

　長嶋茂雄さんの死去を受け３日、長嶋茂雄さんの物まねタレントとして活動し、現在千葉県議を務めるプリティ長嶋氏がスポーツ報知の電話取材に応じた。

　絶句した。

プリティ氏は電車で県議会にむかっていたとき、友人からの連絡で訃報（ふほう）に接した。「気持ちは議会にむいていましたが、難しいですね。プライベートの面が出てきてしまい、頭が真っ白になりました」。この日も県議として議会をこなす一方で、休憩時間はどこか上の空だ。

　長嶋さんの人柄について「人のことをよく心配する方」とキッパリ。２００１年８月ごろ、長嶋さんが巨人のユニホームを脱ぐことが決まり、巨人の番記者から「長嶋さんがプリティのことを心配していた」と聞いたことがあった。「作り話かなと思っていましたが、その後、長嶋さんから『おまえ、メシ食っていけるのか？』と心配され、本当だったんだと思いました」。物まねタレントの自分のことまで心配りしてくれた長嶋さんの人柄に感激したという。

　最後に会ったのは、２０１３年、長嶋さんが千葉県庁で千葉県民栄誉賞を授与されたときのことだ。長嶋さんに祝福の花束を手渡しし、「ここで働いています」と県議に転職したことを報告。すると、長嶋さんから「俺が知らないと思ってたのか」と言われたといい、「ずっと私を気にかけてくれていた。とても心に刺さっています」としのんだ。

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