フジテレビの三宅正治アナウンサーが3日、同局系のニュース番組「Live News イット!」(月~金曜・午後3時45分)に生出演。肺炎のため89歳で死去した巨人の長嶋茂雄終身名誉監督=報知新聞社客員=の知られざるエピソードを披露した。
長年スポーツキャスターを務めた三宅アナは、長嶋さんの足跡をたどり名言を紹介するコーナーで「打撃も守備もいいんだよ」と話したことを紹介。「これね、僕しか覚えてないんです。(1998年ドラフトで)上原浩治と二岡智宏の2人がジャイアンツに入ってきた時に、キャンプで代表インタビューしたんです」と、その際の発言だったと説明。
投手である上原へのコメントを求めたはずが、長嶋さんの発言に周囲にいた人間は「ん?」となってしまったという。「上原投手のことを聞いたのに、打撃と守備の話をされてしまって。長嶋さん、二岡と間違えてる…と思ったんですけど、僕はそこで、いや、監督、二岡のことじゃなくて上原のことです、とは言う勇気がなかった」と振り返っていた。
当時の取材で三宅アナは遅れて長嶋さんを待たせてしまい、周囲は大慌て。ところが「監督はニコニコ笑いながら、大丈夫だよって」優しくフォローしてくれたことも回想した。