元巨人の村田真一氏が3日、TBS系報道番組「Nスタ」(月~金曜・午後3時49分)に生出演。この日、肺炎のため亡くなった巨人・長嶋茂雄終身名誉監督=報知新聞社客員=からの印象的な言葉を明かした。

 1993年から監督に就いた長嶋監督の下、村田氏はレギュラー捕手として活躍した。1997年の夏、実父が余命1年を告げられた際、「監督すみません、おやじが病気になってしましました。最後に監督と写真を撮りたいと言っているんですがダメですか」と頼むと、長嶋さんは取材の予定を動かしてまで快諾してくれた。

 翌日、チームの宿泊先に来た村田氏の父と写真を撮るなど時間を過ごした。10分ほどがたち村田氏が「監督、ありがとうございます。取材もあると思うので…」と促したが「村田、決めるのは俺だ!」と断ってまで20~30分、会話を続けたという。

 父の病気を告げた際も「村田、おまえのオヤジは俺の家族と一緒だ。すぐ連れてこい!」と力強い言葉もくれた長嶋さん。村田氏は「試合の3時間だけ厳しい。それ以外は本当に男っぽい、優しい方でした」と振り返った。

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