◆バレーボール ▽ネーションズリーグ女子カナダ大会 日本 3(25―17、25―15、25―16) 0 オランダ(4日、カナダ・オタワ)

 ネーションズリーグ(NL)が開幕し、世界ランク7位の日本は、同10位のオランダをセットカウント3―0のストレートで快勝スタート。2028年ロサンゼルス五輪に向けた初陣を飾った。

チーム2位の15得点を挙げた新主将の石川真佑(ノヴァーラ)は「初戦、出足からいい雰囲気でできたと思う。チームとしてサーブで(相手守備を)崩せていた」と胸を張った。

 第1セット(S)、試合前に石川主将が「初戦で硬さもあると思うが、コミュニケーションを取ってやろう」と声をかけた。日本は、磨いてきたサーブで相手を崩すと、レフトから石川、ライトから和田由紀子(NEC川崎)のスパイクなどで攻め立てた。チーム最多18得点でけん引した佐藤淑乃(NEC川崎)の精度の高いサービスエースで流れをつかみ、8点差でセットを先取すると、第2Sは10点の大差をつけた。

 第3Sは佐藤のバックアタックが決まるなど、セッター関菜々巳(UYBAバレー・ブスト・アルシーツィオ)のトスワークも光り、幅の広い攻撃で高さのある相手を翻弄(ほんろう)。セット終盤の23―14では、18歳の秋本美空(姫路)がシニア代表デビュー。セッター中川つかさ(NEC川崎)と二枚替えで入り、ライトから初得点を挙げた。マッチポイントから最後は石川主将のスパイクで締め、日本女子初の外国人監督のフェルハト・アクバシュ監督の新体制初戦を快勝で飾った。

 次戦は日本時間7日の午前8時半から世界ランク9位のセルビアと対戦。石川は「まずは相手より自分たちのプレー。きょう良かったところは継続して、自分たちのプレーをやっていきたい」と意気込み。

佐藤も「高さがある相手。全員で攻撃することを意識してやったいきたい」と連勝へ力を込めた。

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