新日本プロレスは4日、今月29日に愛知県体育館(ドルフィンズアリーナ)で行われる棚橋弘至プロデュース興行『TANAHASHI JAM~至(いたる)』にプロレス界の“レジェンド”藤波辰爾が参戦することを発表した。

 数々の名勝負を刻んだ愛知県体育館は今月30日に一般利用が終了となり今大会が新日本プロレスにとって同会場で最後の大会となる。

藤波は、高橋ヒロム、長男のLEONAとトリオを結成し、棚橋、海野翔太、田口隆祐と対戦する。棚橋は、メインイベントでプロレスリング・ノアの丸藤正道とタッグを組んでノアの清宮海斗、大岩陵平と対戦が決まっており、同大会で“2試合目”の出場となる。

 棚橋にとって新日本プロレスの旗揚げメンバーであり、黄金時代を築いた立役者、新日本プロレス社長とレスラーの兼業経験を経て、71歳の今もドラディションで現役を続ける藤波は、憧れであり、繰り返しリスペクトを表明してきた。22年12・1代々木第2体育館大会では、デビュー50周年を迎えた藤波と一騎打ちし勝利を挙げている。

 今回、時空を超えた6人タッグが実現。この一戦で藤波と海野が初対決する。カードを発表した動画で棚橋は「何世代も離れた海野翔太が、藤波さんとどういうレスリングを見せるのか、世代を超えて受け継がれるものがあるので、そのあたり注目してほしい」と明かした。さらに対戦するLEONAに「いろんな選手と試合することが大事なので、ボクしかり、海野、田口隆祐に触れておくということが、今後のLEONA選手のレスラー人生に凄く幅ができると思う」と期待していた。そして藤波との対戦へ「大先輩の藤波さんも現役レスラーとして社長もやられたので、この新旧社長対決。負けたら社長交代とかはないですけども、全力でいきたい」と意気込んだ。

 ◆6・29愛知県体育館決定済みカード

 ▼メインイベント

棚橋弘至、丸藤正道 vs 清宮海斗、大岩陵平

 

 ▼6人タッグマッチ

棚橋弘至、海野翔太、田口隆祐 vs 藤波辰爾、高橋ヒロム、LEONA

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