今月3日に89歳で亡くなった巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄さんの長男でタレントの長嶋一茂が6日、金曜コメンテーターを務めるテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・午前8時)に生出演した。
番組では、東京・稲城市のジャイアンツタウンスタジアムに設置された長嶋さんの「追悼記帳所」に4、5日の2日間でのべ4000人近くが訪れたことを報じた。
司会の羽鳥慎一アナウンサーから父への思いを聞かれ「う~ん…なかなかね、一言で言うのも難しいし…故人にもプライバシーがありますから。多くもなかなか語れないんだけど」と切り出し「う~ん…どうなのかね…父親としてっていうところと、僕も野球をやっていたんで野球人としての見方って2つの視点、観点でずっと背中を見たり生き様を見たりしてきたと思うんですけどね…う~ん」と絶句した。さらに父を「ずっと闘ってきた人」と思いをはせていた。
一茂は父が亡くなった3日、都内の病院からひつぎを乗せた車に次女・三奈さんと同乗して帰宅。ソフトバンク・王貞治球団会長ら弔問客に応対した。その後、夕方、都内のテレビ局に移動。当初の予定を変更することなく、収録に参加した。関係者によると、周囲に気を使わせまいと、気丈に振る舞っていたという。訃報から3日後のこの日もレギュラーを務める同番組の生放送も通常通り出演した。
また一茂は3日に父の死去を受け以下のコメントを発表した。
「長嶋茂雄の全てのファンの皆様及び、関係者の皆様
父 長嶋茂雄が永眠致しました。
父にとって野球は人生そのものであり、最愛の存在でした。
長嶋茂雄が野球に捧げた人生の礎を築くことができたのは、ファンの皆様をはじめ野球関係者、スポンサーの皆様の温かいご支援のおかげです。
父の野球人生は誰よりも幸せな89年間だったと感じております。
長嶋茂雄は野球の星に帰りました…生前、グラウンドで残した沢山の情熱がこれからの日本プロ野球界の発展に少しでも役に立つことを父も願っていたことと思います。
長い間、父長嶋茂雄にご声援を頂き本当にありがとうございました」