◆陸上 日本学生対校選手権第2日(6日、岡山・JFE晴れの国スタジアム)

 男子110メートル障害予選が行われ、東京世界陸上(9月)の参加標準記録(13秒27)突破済みの順大の阿部竜希(4年)が、13秒84(向かい風1・2メートル)の全体トップで7日の準決勝に進んだ。ゴール直前は一瞬バランスを崩したが、何とか立て直して1着でゴール。

「後半、さばききれなくて危なかったところもあった。明日はそこをしっかり修正していく」と冷静に振り返った。この後、午後6時50分から行われる400メートルリレー決勝にも出場を予定している。

 阿部は4月の日本学生個人選手権で13秒26をマークすると、5月18日のセイコーゴールデングランプリ(東京・国立競技場)では13秒27をマークし、順大の先輩で昨年のパリ五輪5位の村竹ラシッド(JAL)に次ぐ2位。その後は「ちょっとコンディション不良があった」というが休養を挟み「問題なく練習できていた」と今大会に臨んだ。

 東京世界陸上出場へ、主要選考大会の日本選手権(東京・国立競技場)は7月に迫る。「一番は、来月の日本選手権。しっかりそこにポイントを合わせて勝ち切れたらなって思います」とし、今大会も「明日、自己ベスト。(13秒)0台まで行きたいですけど、まずは(13秒)1台を目標に勝ちきる」と言葉に力を込めた。

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