◆プロボクシング ▽106ポンド(約48・0キロ)契約10回戦 松本流星―ジョン・ケビン・ヒメネス(6月7日、東京・後楽園ホール)
日本ミニマム級王者の松本流星(27)=帝拳=が6日、都内でジョン・ケビン・ヒメネス(20)=フィリピン=との106ポンド(約48・0キロ)契約10回戦に向けた前日計量に臨み、一発でクリア。「プロになり一日一日必死に生きている。
23年2月にプロデビューし、昨年9月に日本男子史上2位タイの最速記録となる4戦目で日本王座を獲得。今年2月に岡田真虎(JBスポーツ)を4回KOで下し初防衛に成功した。WBA2位、WBC6位など主要4団体すべてで世界ランク入りもしている。「チャンスがくるならいつでもいい」と語る世界挑戦へ向け、「一番の理想は流れの中でKOでフィニッシュできればいいが、判定だとしても内容で隙を見せない戦い方をしたい」とアピールすることを誓った。
試合翌日の8日には、同じ帝拳ジムから、那須川天心が世界前哨戦、坪井智也がWBOアジアパシフィック王座決定戦、増田陸がバンタム級10回戦に臨む。「ジムの雰囲気はすごくいい。みんな(神経が)研ぎ澄まされる時期が重なった。互いに高めあって、いい刺激になっている。(8日出場の選手たちに)つなげる試合をしたい」。ジムメートに勝利のバトンを渡す。
戦績は松本が5勝(3KO)、ヒメネスが9勝(4KO)2敗。
試合はU―NEXTでライブ配信される。