7、8日に台湾と強化試合(愛知・豊田合成記念体育館)を行うバスケットボール女子日本代表は6日、愛知県内で練習を公開した。3年ぶりに代表復帰した16年リオ五輪代表の渡嘉敷来夢(アイシン)は「自分が日本代表のユニホームを着て、コートに立つ姿をファンに見せられることが楽しみ。

1回目の恩返し」と代表戦を直前に控えた心境を語った。

 女子代表は1月に、昨夏のパリ五輪で男子日本代表コーチを務めた米国出身のコーリー・ゲインズ氏が新ヘッドコーチに就任した。新指揮官が掲げたテーマは、全員コート内を自在に動く「ポジションレス」。身長193センチの渡嘉敷も「大きくても動けるところを伸ばしていきたい。若い頃の自分をこえていきたい。悪い印象はないので、自分もチーム全体としても慣れていけたら」と意気込んだ。

 今回選ばれた16人は30代が4人、22歳以下も4人とベテランと若手が混在するチームとなった。代表戦を共に戦うことを楽しみにしていた選手に、東京五輪銀メダルの高田真希(デンソー)を挙げた渡嘉敷。「東京五輪の時に一緒にできると思っていたら自分がけが。パリ五輪は選考外になってしまった。高校(愛知・桜花学園高)の1年と3年で、リーグでも常に追いかけている存在なので、もう1回、8番(高田)と10番(渡嘉敷)がコートに立っている姿を(見せたい)」と憧れる先輩への思いを語った。

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