◆陸上 日本学生対校選手権第2日(6日、岡山・JFE晴れの国スタジアム)
女子400メートル決勝が行われ、日体大のフロレス・アリエ(3年)は53秒43で大会2連覇を達成した。「今大会5本目(のレース)。
6月2日に誕生日を迎え、今回は21歳になって初めての大会。ただ試合前のため、誕生日当日もルーチンのハリ治療とサウナをして過ごしたという。「好きな物が食べられなくて我慢していたこともあるので、落ち着いたらもう一度お祝いしてもらおうかなって思います」と笑顔。今年の目標として「20歳の自分を越えたいなって思います」と抱負を述べた。
フロレスは5月3日の静岡国際で日本記録(51秒75、丹野麻美)より速い51秒71をマークして優勝。東京世界陸上(9月)の開催国参加標準記録(51秒74)を突破し、期待の新星として注目を集めた。父はペルーと日本、母はペルーとイタリアにルーツを持ち、自身は静岡・浜松市出身でペルー国籍。現在、日本国籍の取得を申請中で、7月に行われる東京世界陸上の主要選考大会、日本選手権(東京・国立競技場)には「(国籍取得は)間に合うと聞いています」と話していた。